公益社団法人宗像青年会議所

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理事長紹介

「志」 ~夢を描き、未来を創る~

 私には、夢があります。 それは、この地域が魅力的で、住む人が幸せを感じられる場所であり続けることです。 私には、志があります。 それは、この地域がこれからもずっと魅力的で、住む人が幸せを感じられる場所であるために活動し続けること です。

 私は、長崎県長崎市の生まれです。大学進学をきっかけに福岡に移り住むことになり、8 年前に自分自身の会 社が福津市に移転したことをきっかけにこの地域に関わるようになり、5 年前に福津市に引っ越してきました。 私は、よそ者です。そんな、よそ者の私が、宗像青年会議所に入会し、まちづくりに関わり続けている理由は、 単純に「この宗像・福津地域のことが好きだから」です。
 この地域は、自然が豊かで、歴史や文化に富み、美味しい食材が豊富にあり、人と人との繋がりが温かく感じ られ、交通の便も良く、とても住みやすい、良いところを挙げればきりがないほど、多くの魅力を持つ素晴らし い地域です。私個人のひいき目ではなく、客観的に見ても、非常に素晴らしい地域だと思っています。
 私はいつしか、これからも私がこの地域を好きであり続けるために、そして、たくさんの人にこの地域を好き でいてもらうためには、私自身がこの地域のために活動をしていかなければいけないと思うようになっていまし た。好きだから、もっと良くしたい。とても単純なことです。

この地域をもっと良くしたいという志を同じうする仲間とともに、今年 1 年間をかけて全力で取り組むべく、こ こに私たちの取るべき行動を宣言します。
一、<自らを見つめ、志を立てる>
一、<地域の未来を描く>
一、<地域の未来を創る人財を育てる>

自らを見つめ、志を立てる

 昨年、新型コロナウイルスの感染が世界中に拡大し、これまで当たり前だったことが当たり前でなくなってし まいました。生活の仕方も変わり、会社や学校のあり方も変わり、イベントや行事ごとは中止せざるを得なくな りました。私たちの活動も他ではありません。予定していたほとんどの事業は中止となり、また実施できたとし ても大きな変更を余儀なくされました。しかし、私たちは予定した事業を実施するために活動しているわけでは ありません。私たち青年会議所の志は、明るく豊かな地域社会を創ることです。事業ができなくても、志は変わ りません。実現に向けて、行動をしなければなりません。
 まずは、私たち自身が、自分たちがやるべきことと向き合い、その志を言葉にして示すことで、どんな環境に おいても行動を続けるための心構えを作ります。私たちは、いったい何のために活動しているのか。自分自身を 分析し、自らを客観的に見つめ、私たちに足りないものは何か明確にしなければなりません。そうして、自らを 見つめ、実現のための志を立てることが、会員個人としても会全体としても、今後の活動を続けていく際の指針 となり、志を強く持つことで、時代や流行に振り回されずに、たとえ想定外のことが起きても、目的の達成に向 けて進み続けることができるはずです。
 そのためには、地域のために活動している私たち自身が、地域のことを知ることが重要です。特に、先人たち がどのような想いを持って、どのような未来を思い描いて、この地域のために尽くしてきたのかを知る必要があ ります。そして、その先人たちの行動の積み重ねの結果として、現在の姿があることを認識しなければなりませ ん。人口減少時代にありながらも人口が増加していることや、世界遺産という世界に誇る魅力を持っていること など、周辺地域とは異なる性格を持つこの地域のために活動をしていくには、これまでの経緯とその結果として の現状を知ることが必要不可欠です。過去と現在を見つめることで、私たちの志は明確になっていくはずです。

地域の未来を描く

 この地域の現在の姿は、先人たちがこの地域のために尽くしてくださった歴史の上に成り立っています。そし て、これからの地域の未来を創っていくのは、この地域で生活している私たち自身です。誰かに任せて、作って もらえるものではありません。
 私たちがこの地域をどうしたいのか、私たちの子孫にどのようなものを残していきたいのか、この地域の未来 を思い描くことが、未来を創っていく第一歩です。その未来像が具体的であればあるほど、不測の事態が起きて も、状況に振り回されず継続的な活動ができるのではないでしょうか。私たちが活動している宗像市・福津市は ともに、「SDGs未来都市」に選定され、持続可能な地域の未来に対する明確なビジョンを掲げていますが、こ のビジョンの実現は行政だけの力では成し遂げられません。このビジョンを行政と地域団体や市民とが共有し、 時には行政と市民の意見をぶつけ合わせながら最善の道を見いだし、地域が一体となって同じ目標に向かって進 んでいくことが重要です。この地域に関わる全ての人がまちづくりの当事者となった時に、持続可能な地域の未 来は実現できると考えます。夢物語のような話でも、どんなに大きなことでも、小さな一歩から始まります。大 きな夢を語り合い、未来を思い描き、実現に向かって行動を起こし、さらに、その夢物語を多くの人と共有する ことで、明るく豊かな地域の未来に近づいていくはずです。
 まちづくりにおいて、一番恐れなければならないことは、そこに暮らす市民が地域の未来に無関心になってし まうことです。地域に無関心な人が増えると、地域は衰退していくか、外部からの影響に振り回されることにな ってしまいます。逆に、地域のことに関心を持つ人を増やすことができれば、地域の未来はより良いものになっ ていきます。地域のことに関心がある人だけではなく、無関心な人にとっても、地域のことを意識して考えるタ イミングがあります。それは選挙です。選挙は、地域に関心を持つ人を増やす絶好のチャンスです。このチャン スを活用し、地域に無関心な人を少しでも減らし、地域の未来を描くことのできる人を増やさなければなりませ ん。
 そして、私たちが描いた未来を具現化する一つの手段として、大規模災害に対する備えがあります。毎年のよ うに起こる自然災害に対して、日本中どこにいても絶対に安全と言える場所はなく、それはこの地域においても 例外ではありません。いざという時、どのように家族や仲間を守り、どんな行動をとるべきなのかを想定して、 心構えをしておくことが必要です。どのように災害に備えるのかを考えることは、地域の未来をどのように守っ ていくのか、この地域に対して私たちに何ができるのかを考えることでもあります。私たちは、2015年に宗 像市・福津市・古賀市の3つの市の社会福祉協議会と災害時相互連携協定を締結しましたが、この中に、この地 域で大規模災害が発生した場合の私たちの役割が明記してあります。しかし、有事の際にこの役割を全うするた めには、自分たちの地域は自分たちで守っていくんだという志が必要です。行政や専門家ではなく、市民にしか できない防災があります。私たちは、自分たちにできることを考え、いざという時に実行できる準備を常にして おかなければなりません。

地域の未来を創る人財を育てる

 この地域の未来を創るのは、この地域に住み暮らす私たち市民ですが、個人の力では地域を劇的に変化させる ことはできません。個人がバラバラに行動するのではなく、多くの人が関わって、「地域をもっと良くしたい」と いう想いを共有することで大きな変化を起こすことが可能となり、その関わる人が多ければ多いほど、地域に良 い変化が生まれる可能性が高いことは言うまでもありません。つまり、私たちがまちづくりに最も貢献できるの は、地域の未来を創る人財を育てることだと考えます。
 特に、私たちが最も力を注ぐべきは、青少年の育成です。この地域の未来を担う子どもたちには、自分たちの 故郷がこの先どのような姿になって欲しいのかを考える想像力と、そのために行動する実行力が必要です。私た ちがこれまで継続してきた青少年育成事業では、地域とのかかわり合いや様々な体験学習を通して、学校教育の 中では学ぶことのできないことを身に付ける機会を作り出してきました。長期的な視野でまちづくりを進めてい くには、各年代で育成に取り組み、幅広い年代の人達がまちづくりに関わることが重要で、青少年の育成は継続 して行なうことに大きな意味があります。本年も、青少年の育成には会員全員で取り組み、子どもたちの想像力 と実行力を高め、地域の未来を担う人財へと成長する機会を作ります。
 また、私たちには先人たちから受け継いだ志を、次世代に引き継ぐ責任があります。その志とは、故郷を愛す る心であり、故郷を守っていきたいという想いであり、故郷のために行動する力の源となるものです。この地域 には、その先人の志の結晶である世界遺産があります。世界に誇るべき地域の宝を未来に継承していくために、 多くの人が関わり、様々な困難を乗り越えて、「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群が世界遺産に登録されまし た。世界遺産となった構成資産が素晴らしいことは言うまでもありませんが、最も尊重しなければならないのは、 この世界遺産登録に携わってきた方々の志です。私たちは、行政・教育機関と連携して、この地域の先人たちが どのような想いで地域のために行動してきたのかを学べる郷土教育のプログラムを作り、地域の未来を創る志を 継承します。

人財を育成するアカデミーと会員拡大

 以上の三つのことを実現するために、私たち宗像青年会議所は、志を共有し、固定観念にとらわれず、誰とで も建設的な意見交換をし、委員会の枠を超えて一つの目標に向かって行動できる組織でなければなりません。昨 年導入した、会員育成を目的としたアカデミーの仕組みは、新入会員同士の結束を深め、活動意欲を向上させた だけでなく、他の委員会にも新鮮な風を送り込むこととなり、非常に大きな成果を上げました。本年もこのアカ デミーにおいて、新入会員からもたらされる新しい力を受け入れ、夢を語り合える関係性を育み、会員同士が志 を共有するための土壌づくりを行います。
 そして、このアカデミーに必要不可欠なのが、会員拡大です。会員拡大は、人財の循環であり、志の継承です。 40歳で卒業をしなければならない青年会議所において、新しい会員を迎えることは、単に組織を維持するため のものではなく、時代の変化に対応し、常に新しいことにチャレンジし、組織自体を変容させながら、その変容 の中においても、これまでの活動のなかで培ってきた知見と、地域の未来を創る志を継承していくために必要不 可欠なことです。
 青年会議所はまちづくりをする人づくりの団体だと言われますが、これは、言葉の通りにまちづくりに関わる 人を育てることと同時に、私たち会員自身が地域に影響を与えることができる人財に成長することも意味してい ます。会員自身の成長と会員拡大は、地域の未来を創ることと直接的に繋がっていることを意識して活動をして いくことが重要です。会の内部での人財育成の結果として、明るい豊かな社会の実現に向かって行動できる人財 が増え、それが地域の未来に繋がっていきます。

おわりに

 社会情勢の変化の激しい現代社会において、とりわけ昨年の新型コロナウイルスの世界的な感染拡大により、 非常に短い期間で社会の価値観が大きく変わってしまいました。これまで私たちは、拙いながらもSDGsを意 識して活動してきましたが、新型コロナウイルスは「持続可能」に対する考え方にも大きな影響を与えました。 これまで通りの生活はできなくなり、多くの人が日常生活を変えなくてはいけなくなったのですから、「持続可 能」の前提条件が崩れてしまったと言えるのかもしれません。
 先の見えない状況の中で私は、持続可能な地域の実現には人財の循環と志の継承が必要だと考えるようになり ました。どんな状況、どんな時代でも、この地域のために能動的に行動しようとする人財が次々と現れ、そして その志を次世代に継承していくこと。これが地域が持続していくための条件であり、これができなければ時代の 変化に振り回され、自らの足で立つことのできない、持続不可能な地域になってしまう可能性も否定できません。 変化に振り回されず、自らが描いた未来に向かって、持続可能な地域の実現のために行動し続けるその行動力の 源泉が「志」です。
 私たちは、この地域を作ってこられた先人の想いを受け止め、自らの志を立て、未来を描き、次世代の人財を 育て、全員で一致団結して地域のために行動することを宣言します。

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